7月18日(木)・19日(金)の2日間、士別市で今年度最初の健康づくりリーダー養成講習会を開催しました。
道老連藤林常務理事、士別市老連高橋会長から開会の挨拶の後、道老連藤林常務理事による講義1が行われました。
講義2は旭川歯科医師会理事の矢口敦久氏による「健やかな人生と歯・口の健康」のお話でした。
口腔内を清潔に保つこと、義歯の使用者は正しい装着の必要性などお話いただきました。
昼食の後の講義3は、士別市立病院診療部長・療養診療科医長の澤口裕二氏による「運動と転倒予防」と題した講義でした。
転倒を引き起こす原因は体のバランス、歩き方にあるとされ、自分自身で気付くようにと実践を交えての講義でした。体のバランス・体重移動、転ばない歩き方など参加者の方々も体を動かしながら学べた講義でした。
講義3の後は、実技「いきいきクラブ体操」と「高齢者向け体力測定」です。
いきいきクラブ体操は高齢者の衰えやすい筋力を補うための体操です。高齢者向け体力測定は、自分の体力を数値化できるものです。
1日目の最後は体力測定の4種目「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「10m障害物歩行」を行いました。
日目は講義4から始まりました。(株)士別薬剤師会調剤センターの薬剤師、川辺康之氏を講師に迎え、「薬の正しい使い方」についてお話いただきました。
正しい薬の服用方法、同じ薬でも水で飲むのと、お茶で飲む違いをフラスコを胃の中に見立てて実験を交えてお話いただきました。
講義4の後は講義5「高齢期に多い病気と認知症」です。
士別市地域包括支援センター主幹の平岡恵子氏を講師にお招きいたしました。
認知症についての症状の例や、脳の働き、認知症の予防についてお話いただきました。また、地元で実践している認知症予防事業のご紹介もいただきました。
午後は、「いきいきクラブ体操」と「高齢者向け体力測定」の実技です。
いきいきクラブ体操は、7つの体操で構成されており、1つ1つの体操の効果とポイントについて説明しながら行いました。
体力測定は、残りの2種目、「開眼片足立ち」「6分間歩行」を行いました。
最後に講義・実技全て受けられた方に修了証書を士別市老連高橋会長よりお渡しいただきました。
閉会にあたり、高橋会長より、「この講習会で学んだことを、出来ることから取り組んでいきましょう」との挨拶があり、2日間に渡る講習会は終了しました。
参加者の方々、お忙しい中お引き受けいただいた講師の方々、士別市老連高橋会長はじめ事務局の方々ありがとうございました。