2月6日(木)中標津町総合文化会館で体力測定員養成講習会を開催しました。
中標津町では8月22日・23日の2日間、各専門家からの講義による指導者養成講習会を開催しましたが、その修了者を中心とした約30名の方に参加いただきました。
実技のみの本講習会では、「いきいきクラブ体操」「高齢者向け体力測定」を行いました。
「いきいきクラブ体操」
この体操は、武井正子先生(順天堂大學名誉教授・元全国老人クラブ連合会評議員)によってデザインされた体操で、「立って行う体操」、「椅子に座っての体操」「タオルを使っての体操」があります。
特に低下しやすい下肢の筋力を改善し、転倒予防をめざすともに、日常生活動作能力の低下を予防するため科学的な根拠に基づき7つの体操で構成されています。
この体操を覚えることは、体力を保持するだけでなく、脳・神経系機能にもよい影響を与えます。
「高齢者向け体力測定」
文部科学省の新体力テストの中から、高齢者向けに実施している測定を取り入れたもので、高齢者一人ひとりが自分の体力を知って運動の習慣を身につけ、体力の保持につとめることを目的としたものです。
測定種目は次の6種目です。
「握力」・・・握力を測定することでその人の筋肉、筋持久力がわかります。
「上体起こし」・・・床に寝ている状態から起き上がれた回数によって、良い姿勢を保ち、力強い動きを支える腹筋、背筋の持久力がわかります。
「長座体前屈」・・・腰を下ろしてからだを前屈することによって柔軟性がわかります。
「開眼片足立ち」・・・バランスを崩さず片足で何秒立っていられるかによって、ふらつき度や体重を支える脚筋力がわかり転倒予防の目安になります。
「10m障害物歩行」・・・障害物を確認し、動きをコントロールする能力(敏捷性、協応性、平衡性)を知ることができ、つまずきやすいかを知る手がかりになります。
「6分間歩行」・・・6分間に何メートル歩けるかを測定することで足腰の強さと総合的な体力を知ることができます。
本講習会の最後、8月の講習会の際に修了証書を受けられた方に地元中標津町老連の佐藤会長から体力測定員証をお渡しいただき、地域での健康づくりの普及を期され終了しました。
今年度の「健康づくり体力測定員養成講習会」は中標津町で最後となります。
また来年度道内4ヶ所で開催いたしますので是非ご参加ください。